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ハーブワイン

 歴史を遡るとワイン自体に、またヨーロッパでは古くから、林檎で作る発泡酒(シードル)等に医療効果があると信じられてきました。中世及びルネサンス期には「貴族の食卓に、ヒポクラテスの袖と呼ばれたスパイス入りの赤ワインが載っていた」と文献にも残っています。
[ 赤ワイン 1リットルに、生姜小さじ 1/2・シナモンスティック 4本・カルダモン 4粒・砂糖 1/2カップ。着色に、青いヘリオトロープの花を4個ほど入れた ]
 
 現在でも市販されていて有名なハーブのリキュールといえば、イタリアのダウデイ社のカンパリで、ビター/オレンジピール/キャラウェィ/コリアンダーを使っています。ギリシャのメタクサ社の著名なメタクサ(アニスシードをメタクサブランデーの原酒に入れて再蒸留し、加糖して仕上げたもの)も、ハーブリキュールです。
皆が言うには「まわるのがはやい」そうです。
ハーブのもつ消化促進作用が、そうさせるのでしょうか?
悪用しないで下さいましね。

 ある夏、酷い不眠症にかかってしまい、ちょうど試作中のハーブワインを飲んだら、夢も見ないでぐっすり眠れました(勧められたカモミールティーも全く効かなかったのですが...)。そこで「究極のハーブワインを作ってみよう!」と飲み会で試飲してもらいました。
 
ポイント 安いくて香りのないワイン/甘口/ハニーワイン/白
日本酒   吟醸酒・冷酒なども試しましたが、果物のような吟醸酒の匂いと今ひとつ合わないようで「唯一、ペパーミントが合う」という評判でした。
イタリア
ワイン   誕生日に頂いた、ちと高価なものではやっぱり匂いがヘンに混じり「ハーブは入れない方がいい」と皆に口を揃えて言われました。

 
- 小瓶に生ハーブをひと枝or葉のみ(大1ほど)入れる
- 横に寝かせ、冷暗所に置く
- 時々、ぐるぐる転がす
 夏は、2-3日で飲めます。カモマイルやバラは飲むとき大変(ハーブが細かくバラバラになり、茶こしで漉さないと飲めなかった)なので、お茶パックにハーブを入れて、瓶に押し込みました。
■ローズマリー ハニーワインの白をキンキンに冷やして
 
  ■レモンバーム カリフォルニア産の白で
 
  ■ローズ 安い国産物に、蜂蜜を少々混ぜて
 
  ■カモマイル 安い国産物で
 
  ■ペパーミント カリフォルニア産で
ラベンダー/ゼラニウム/ハイビスカス等で作ってみましたが...様々でした。ハーブワインとはいえないかもしれませんが、赤で作るホットワイン[ ヴァン・ショー vin chaud ] が好きで、寒い季節になると時々作ります。
 
- 赤ワインを耐熱容器に入れ、クローブと一緒に温める
- 角砂糖(orグラニュ糖)を溶かし、オレンジスライスを浮かべる
 
 慣れるまではアルコールがツンとくるかもしれませんが、体が暖まって風邪の引き初め等に効きますし、眠れない時のナイトキャップにも...。寒空のパリでは、散歩の友だそうです。
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